
大人になってから増えるあご・口まわりのニキビや肝斑のシミ
繰り返したり、芯が深くて治りにくいと感じていませんか?
繰り返すフェイスラインのニキビのサイクルをストップしたい!
生理前の増えるシミは何なの?!
そんな思いでスキンケアを頑張っている方がたくさんいると思います!
スキンケアで収まらないニキビやシミは、いったん体の中に着目して生活習慣を見直してみることが大切です!
なぜかというと、本来、排泄物や汗として排出されるはずのものが、内臓の機能が低下していることが原因でうまく排出が出来ずにお肌から出ようとしている状態だということが大半を占めているからです。
今回は、スキンケアではどうにもならなかったニキビやシミに関係する肝機能と腸内環境、女性ホルモンの観点から深ぼっていきたいと思います!!
肝機能を整える
現代人の食事情は
肝臓が悲鳴をあげるようなおいしいものや
便利なものがたくさん溢れていて私もなかなか苦戦していた時期があります。
父はアルコールに依存してこの世を去りました。肝臓は静かに悪化し気づいたときには末期を迎えている…
そんなことも珍しくはありません。
さて、ここでは解毒と貯蔵を担当している
肝臓に着目していきます。
肝機能が低下した人の体の変化
日常でよく起こりうることが実は初期レベルでびっくりしました!
見過ごされやすいので振り返るいいきっかけになればと思います。
体力→疲れやすい・倦怠感胃腸→食欲がない・胃もたれ・吐き気
意識→眠気が強い・集中力が低下する
お肌→軽い肌荒れや顔色が悪くなる
排泄→軽度の尿の濃さ(濃い黄色)
【中等度】
わかる人が見れば、病院に行った方がいいかも?と少し心配されるレベルです。
黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)
皮膚症状(肝掌・くも状血管腫)
むくみ(特に足)
尿が茶色くなる、便が白っぽくなる
あざができやすい・出血しやすい
お腹の張り(軽度の腹水)
【重症(進行・末期)】
父が亡くなる数カ月前はこの症状がはっきりと出ていて即入院になったのを覚えています。
高度の黄疸腹水の増加・お腹が大きく張る
肝性脳症(意識障害・混乱・異常行動など)
出血傾向が強くなる(鼻血、歯茎からの出血など)
全身の強いむくみ
極度の体力低下・寝たきり状態
黄疸の正体のビリルビン。
これは、役目を終えた赤血球から出る
黄色い色素のことを言います。
本来ならば代謝されるのですが
肝機能の低下により出来なくなり、
血液中に増加すると黄疸として現れます。
以上が、さらっとですが
体の変化についてでした。
次は、肝機能が低下したお肌について
深ぼります。
肝機能が低下した人のお肌
これを読むことで、
そこも肝機能が絡んでたの?
とびっくりされる方もいるかもしれませんが
カウンセリング中によく上がるお悩みです。
スキンケアを頑張ってもいい変化が
起きない方は必見です!
赤ら顔→女性ホルモンの分解が遅れることによる血行不良やアルコールの影響による毛細血管の拡張
シミやくすみ→肝臓内で合成されるグルタチオンやアルブミンなどのタンパク質の生成が減少。
※アルブミン…解毒の作用があり、お肌のハリ・弾力性に欠かせない血しょうの成分。
※グルタチオン…グリシン、システイン、グルタミン酸という3つのアミノ酸から構成される抗酸化物質。メラニン増加を抑制。
皮膚のかゆみ→ビリルビンが皮膚の末しょう神経を刺激してかゆくなる。
自分も含め
今一度振り返りたいのが、食事情。
暑い季節になったので、
冷たい食べ物や飲み物を飲む機会が多くなると思います。
そんなときに最低限、注意したいことを
Instagramの記事にまとめましたので
ご覧下さい。
腸内環境を整える
肌と腸はとても深くつながっています。
腸は第二の脳とも呼ばれるくらい
たくさんの働きをしています。
化粧品の成分が原因の場合は、
使うものを変えるとよくなったりするのですが、化粧品を変えてもニキビやシミが治らない場合は肝臓とともに、腸内環境に注目してみましょう!
小腸の働き
小腸は、食べたものの栄養を吸収する役割を担う、消化管の中でもとても重要な場所です。
タンパク質・ビタミン・ミネラルなど、肌をつくる材料の多くは小腸から吸収され、全身に届けられます。
この吸収の働きが低下していると、どんなにスキンケアを頑張っても、 肌のターンオーバーが乱れたり、乾燥しやすくなったりして、効果を感じにくくなることもあります。
さらに小腸では、免疫機能やホルモンの調整にも関わる働きがあり、 ここが乱れると慢性的な炎症や肌の不調が続く原因になることも。
食生活の乱れやストレス、過剰な添加物、冷たい飲み物などが続くと、 小腸の粘膜はダメージを受けやすく、吸収力が落ちてしまいます。
肌荒れや慢性的なニキビやシミに悩むときは、表面のケアだけでなく、 「必要な栄養がちゃんと吸収できているか?」という視点も大切です。
そして約7割の免疫細胞が集中しており、肌の常在細菌叢に関与しています。
小腸の吸収力が落ちると、ターンオーバーの乱れや乾燥、くすみなどスキンケア効果も実感しにくくなります。
だからこそ、腸を整える食事や生活習慣は、美容液よりも先に見直したいスキンケアとなりうるのです。
内側の土台が整え内側で肌をつくる力”を高めることで、 肌は自然に応えてくれます。
大腸の働き
大腸は、食べ物のカスから水分を吸収し、便として排出する「老廃物の出口」です。
さらに、腸内細菌の多くは大腸に存在し、免疫やホルモン、神経伝達物質のバランスにも関わっています。
ニキビ、くすみ、シミがなかなか改善しないときは、「何を塗るか」よりも「ちゃんと出せているか?」に注目することが、美肌への近道になります。
そして、便秘がちの方は改めて一日の水分量を確認してみてください^^
摂取のコツをまとめている過去の記事がありますので貼り付けておきます!
便秘になると、腸内で有害ガスや毒素が発生し、 それが血流に乗って肌へ悪影響を及ぼします。
代謝が滞ることで毛穴詰まりやくすみが起こり、 肌の免疫力も低下して炎症を起こしやすくなります。
また、女性ホルモンの排出も便を通じて行われているため、 便秘が続くことでホルモンバランスが乱れ、 ニキビや肝斑(シミ)の一因にもなり得ます。
外からのスキンケアと同時に、 大腸を整えて“出す力”を高めることが、肌のコンディションを根本から変えるカギです。
毎日の排便がスムーズになることは、最高のデトックス。 肌にツヤと透明感を取り戻したいなら、まずは大腸を味方につけていきましょう。
腸内環境が乱れると、肌にどう影響するの?
悪玉菌が増えると、腸内でアンモニアや有害ガスが発生します。 それが血液に乗って全身を巡り、皮膚から排出されようとして、 ニキビやシミとしてあらわれるようになります。
また、腸内細菌のバランスが崩れると、 免疫機能やホルモンバランスにも影響が出やすくなります。
炎症が起こりやすい状態になるため、 ニキビの赤みや腫れ、悪化しやすさ、治りにくさにも深く関係しています。
先にもお伝えしたように、便秘が続くことで腸内に老廃物が長時間とどまり、 腸内の腐敗が進んで有害物質が増加します。 これらの物質が再び血流に乗って全身を巡ることで、 肌へのダメージが蓄積されやすくなり、吹き出物やくすみの原因になります。
スキンケアだけでは改善しきれない肌トラブルがある場合は、 腸内環境や排便のリズムを見直すことが、美肌への近道になるかもしれません。
便秘を放置するとどうなる?
便秘=老廃物のゴミ出しストップ状態になっています。
本来便として排出されるはずの毒素が体内に残るため皮膚から代わりに出ようとして、吹き出物・ニキビが発生します。
腸内環境の悪化は女性ホルモンにも影響しやすくなります。
腸内細菌は「エストロゲン代謝」に関与しているとされ
「エストロボローム」と呼ばれる、 エストロゲン(女性ホルモンの一種)を代謝する腸内細菌群が存在しています。
本来、使い終わったエストロゲンは便と一緒に体外へ排出されます。 便秘になると、腸内に長くとどまったエストロゲンが再吸収されてしまうのです。
結果、分解されずに残ったエストロゲンが過多の状態になり、 ニキビ・肌荒れ・月経前症候群(PMS)の原因になったりもします。
次の章では、女性ホルモンについて記述していきます。
女性ホルモンのバランスを整える
上記で記載させていただきました女性ホルモン(エストロゲン)の再吸収についてです。
どうやら、再吸収されたエストロゲンは体内で酸化・活性化されやすくなり、トラブルの原因になることがあるそうです。
なぜなのでしょうか?
酸化エストロゲンは、 通常のエストロゲンが腸内で再吸収される過程や、活性酸素の影響によって性質が変化したものです。
酸化したエストロゲンは細胞にとっては刺激が強く、DNAを傷つけたり慢性的な炎症を引き起こす要因になります。
プロゲステロン(黄体ホルモン)と酸化エストロゲンが混在するとどのようになるのでしょうか?
本来、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)は、
月経周期の中でバランスよく交互に分泌されることで、 心身の安定・妊娠の準備・美肌づくりなどをサポートしています。
しかしこの時、 腸内環境の乱れや肝機能の低下によって酸化エストロゲンが体内に増えると、
「異常なエストロゲン作用」が持続したまま、プロゲステロンが分泌される状態になります。
↓そのことによって起こす代表的な不調と原因です↓
ニキビや肝斑の悪化 → エストロゲンが炎症を促進し、プロゲステロンが皮脂を増やすため
むくみ・便秘・乳房の張り → 水分バランスや自律神経が乱れやすくなる
いかがでしたでしょうか?
当てはまるもの、気づいたこと改善できそうな部分はありましたでしょうか?
お客様のお悩みを常に耳にしているとスキンケアもそうですが、体の中を探っていくとこれこそ本当に日々の積み重ねがどれだけ大きく左右するかがわかります。
続いて、切っても切り離せないストレス管理についてです!
ストレス管理
生理前は特にイライラしやすいから、甘いものやお酒などでストレスを発散! なんてこともあるかと思います。
行き過ぎると体が悲鳴をあげますので、ガス抜き程度なら問題ないかと考えていますが、この他にも、様々なストレス解消法だったり、ストレスを生み出す根本原因をたどってみたりするのも新しい発見ができて楽しいかもしれません。
ストレスは女性ホルモンのバランスに大きく影響を与える要因のひとつであり、 その乱れはニキビやシミといった肌トラブルにも深く関係しています。
ストレスを感じると、脳の視床下部が影響を受け、 ホルモンの司令塔である下垂体や卵巣の働きに乱れが生じます。
その結果、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が不安定になり、 皮脂の分泌が増えたり、炎症が起こりやすくなることでニキビができやすい状態になります。
同時に、ストレスは自律神経のバランスにも影響し、 交感神経が優位になると「アドレナリン」や「コルチゾール」などのストレスホルモンが分泌されます。
これらは本来、体を守るための働きを担いますが、 長時間過剰に分泌されると、血流の悪化・免疫力の低下・慢性炎症の促進などを引き起こし、 肌の回復力が落ちてしまいます。
また、血流が滞ることで肌の代謝(ターンオーバー)も乱れ、 メラニンの排出がうまくいかず、シミが濃くなったり定着しやすくなります。
さらに、ストレスによる活性酸素の増加は肌細胞を酸化させ、 エストロゲンの代謝にも悪影響を与えるため、 肝斑の悪化にもつながる可能性があります。
大豆イソフラボンがいいってよく聞くけど、実際どうなの?
大豆イソフラボンは、植物に含まれる「フィトエストロゲン(植物性エストロゲン)」の一種で、 私たちの体内にある女性ホルモン「エストロゲン」とよく似た構造を持っています。
このため、体の中ではエストロゲンの“代わり”のように働くことができるのが特長です。
大豆イソフラボンの働きって具体的にいうと?
生理後〜排卵前の「エストロゲンが少ない時期」には、 不足しているエストロゲンのように穏やかに作用し、肌のハリやうるおい、骨の健康、心の安定などをサポートします。
逆に、排卵後〜生理前の「エストロゲンが多くなりやすい時期」には、 大豆イソフラボンがエストロゲン受容体に先回りしてやさしく結合することで、 強すぎるエストロゲンの刺激をやわらげる“ブロック役”のようにも働きます。
つまり、大豆イソフラボンは「足りない時には補い、過剰な時には抑える」という、 女性ホルモンのバランスをなめらかに整える調整的な働きを持つため、 PMSや更年期、肌荒れが起きやすい人にとっては、日々の食事やサプリでの摂取が心身の安定に役立つと考えられています。
チェストベリーというハーブはご存じですか?
「チェストベリー(Chasteberry/和名:西洋ニンジンボク)」は、 PMS・生理不順・ホルモンバランスの乱れに使われる代表的なハーブで、 実際にドイツなどでは婦人科で医薬品扱いとして処方されています。
特に、脳の中にある「下垂体」というホルモンの司令塔に働きかけて、排卵をサポートする働きがあります。
このとき分泌が促されるのが「黄体形成ホルモン(LH)」で、それによって黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まりやすくなります。
プロゲステロンは、生理前の不調をやわらげたり、肌や心の安定に関わる大切なホルモンです。
エストロゲンが多すぎる「エストロゲン優位」の状態では、このバランスを整える助けにもなります。
さらにチェストベリーは、「プロラクチン」というホルモンの過剰分泌を抑える作用もあるとされていて、 胸の張りやイライラなどPMS(月経前症候群)のつらい症状を軽くするのにも役立ちます。
このような成分の医薬品にもあるのですが、 自然界にそういったハーブがあるというのはまさに体に寄り添う“天然の調整役”のような存在でおもしろいなぁと思いました!
注意点
以上、女性ホルモンについて深ぼってみましたが、何事も程よくが一番です。
大豆イソフラボンやチェストベリーなど、女性ホルモンに関わる自然由来の成分は、体にやさしく働く一方で、使い方によっては体調を乱すリスクもあります。
たとえば、大豆イソフラボンは、植物性エストロゲンとしてホルモンバランスをサポートしてくれる反面、 サプリメントなどで過剰に摂取すると、生理不順や不正出血、乳腺の張りといったエストロゲン過剰のような症状を引き起こすことがあります。
食品安全委員会では、特定保健用食品などからのイソフラボン摂取は1日あたり70〜75mgまでが望ましいとされています。
一方、チェストベリーは黄体ホルモンのサポートやPMSの緩和に役立つとされるハーブですが、 ホルモンの働きに関わるため、人によっては月経周期の乱れや頭痛、胃の不調が現れることもあります。
長期間の連用は避け、2〜3か月使用したら一度休むなど、自分の体調を観察しながらの利用が安心です。
また、どちらの成分もホルモン療法中やピルを服用中の方、妊娠中・授乳中の方は使用を控えるか、医師に相談のうえで判断するようにしましょう。
「自然だから安心」と思わず、体に作用するものとして正しく使うことで、効果を引き出しながら不調を防ぐことができます。
まとめ
スキンケアで収まらないニキビやシミは、いったん体の中に着目して生活習慣や食習慣を見直してみる。
肝機能が低下すると黄色や黒っぽい色素がお肌に影響を与えるため、まずはお酒だけではなく甘いものの質を変えたりしてみる。
腸内環境が崩れると、栄養を効率よく吸収できないだけではなく、
排出させたい毒素を分解できずに再吸収されて酸化し悪影響がある。
なので、排出のリズムをと整えるため生活リズムに合わせながら水分摂取量を見直してみる。
生理前の肌の不調はPMSからかるもの。
それを防ぐためにはエストロゲンの再吸収や酸化をしないように、
プロゲステロンの働きを円滑にするため、肝臓と腸を整える食事に切り替える。
食事からうまくバランスが取れない場合は、サプリなども併用して調整してみる。
当サロンでは、カウンセリングや施術終了後などにでもご相談可能です。
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