低体温症と聞くとどんなイメージを持ちますか?
「寒いところで長時間過ごすと起こるもの?」
「普通に生活している自分には関係ないのでは?」
そう思っている方が多いかもしれません。
しかし低体温は実は夏でも起こることをご存じでしょうか?
実は低体温は熱中症と同じくらい多くの人が発症し、年によっては熱中症より多いこともあるのです。
では低体温はどのような症状を引き起こすのでしょうか?
代表的な症状は、「ぼーっとしてくる」「集中力が欠ける」「手足が冷たい」
などがあります。
この記事では低体温の原因や症状、女性に多いといわれている理由、また冷え性との違いも解説します。
ぜひご覧ください。
冷え性とは?低体温との違いを解説
低体温と同じように「体の冷え」を感じる症状に「冷え性」があります。
簡単に症状の違いを説明すると、冷え性は手足・お腹・腰など体の一部が冷える状態です。
それに比べ低体温は、体全体の体温が下がる状態(35℃以下)のことを指します。
どちらも寒さを感じることは共通していますが、冷え性と低体温は違います。
冷え性の症状は?
冷え性は、気温に関係なく体の一部が冷えてしまう状態のことを指します。
主な症状としては、以下のようなものがあります。
・手足の冷えが続く(特に冬だけでなく、夏でも冷たいことがある)
・寝るときに足が冷たくて眠れない
・お腹や腰が冷えることで便秘・下痢を繰り返す
・肩こり・頭痛が起こりやすい(血流が悪くなることで発生)
・生理痛が重くなることがある(血流の悪化が関係)
「寒いときだけではなく、常に体の一部が冷えている」 というのが、冷え性の大きな特徴です。
特に 女性は筋肉量が少なく、血流が滞りやすいため冷え性になりやすい と言われています。
冷え性の主な原因
冷え性は、単なる寒さだけが原因ではありません。
特に、血流が悪くなることが大きな要因 となっています。
長時間同じ姿勢だったりすることも筋肉を硬直しやすくなり血流悪化の原因になりますし
タンパク質やミネラルなどの栄養不足も貧血を招きます。
特に女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、冷え性になりやすい傾向があります。
結果、筋肉量の少なくなり、ポンプ機能が低下し、全身の巡りが滞り、
冷え性という症状に発展していきます。
またストレス・生活リズムの乱れによる自律神経の乱れからも冷えの原因になりますが こちらは、一時的なものと慢性的なものがあるので専門家の指示に従うことが必要な時もあります。
冷え性を改善するための対策
簡単に始められる取り組みをまとめましたので、ご自身の手を付けやすいところから始めてみてください。
ウォーキング・ストレッチなどの 適度な運動を続けやすい形で取り入れる |
生姜などの薬味・ごぼうなどの根菜類や 暖かいスープなどの体を温める食事を意識する |
シャワーだけで済ませず、湯船に浸かる習慣をつけたり 入浴剤として日本酒と未精製の塩をいれる |
お腹や腰、肩甲骨の間に 下着の上からカイロを貼る |
ストレスを溜めないよう、 アロマをディフューズしたり散歩や 音楽を聴くなどのリラックスする時間を作る |
冷え性はすぐに改善するものではなく、少しずつ体質を整えていくことが大切です
冷え性と低体温の違い
冷え性と低体温は体が冷えるという部分では一緒ですが、実は違います。
冷え性は、手足やお腹など体の一部が冷たく感じる状態 で、血流の悪化が主な原因です。
低体温は、体全体の体温が下がり、基礎代謝の低下やホルモンバランスの乱れが関係していることが多いです。
例えば、冷え性の人は「冬だけでなく、夏でも手足が冷える」「靴下を履かないと寝られない」など 寒さに関係なく一部が冷えるという特徴があります。
一方で、 低体温の人は「体温を測ると35℃台が続く」「疲れやすい」 といった全身の体温が低いことにより不調が起こることが多いです。
「手足だけが冷たいなら冷え性」「全身の体温が低いなら低体温」 と考えるとわかりやすいでしょう。
また、冷え性の原因は血流の悪化が中心ですが、低体温は代謝の低下やホルモンバランスの乱れが関係していることが多いため、改善方法も異なります。
「冷えを感じるけれど、冷え性なのか低体温なのかわからない…」という場合は、実際に体温を測ることが大切です。
体温が35℃台以下が続く場合は、 冷え性ではなく低体温の可能性があるため、しっかりと対策をとることが必要になります。
低体温とは?どんな症状?
低体温とは、その名前のとおり、平常時より体温が低い状態のことです。
主に35.0度以下の人が低体温の目安とされており低体温の症状の可能性があります。
通常、人間の体温は36.0度〜37.0度前後とされています。
低体温は病気ではありませんが、体温が35.0度~35.5度あたりになると、さまざまな体の不調が起こる可能性があります。
・めまい
・寒気
・頭がぼーっとする
・判断力が鈍る
・手足が冷たい
これらの症状があらわれはじめたら要注意です。
更に低体温が進行し悪化すると
・震えが止まらなくなる
・話すのが困難になる(呂律が回らない)
・筋肉の硬直・動きが鈍くなる
・極端な眠気・意識がもうろうとする
・最悪の場合、意識喪失や昏睡状態に陥る
医学的低体温症(35.0度未満)になると上記の症状が起こりやすいです。
雪山で遭難したあとの状態を思い浮かべると、どのような症状かイメージしやすいでしょう。
低体温はただ寒いだけでなく、体の機能に影響を及ぼす可能性があります。
さらに、低体温が続くと、血流が悪くなり、代謝が低下することでさまざまな健康リスクが高まるともいわれています。
最近、体温が低いような気がして…と感じる方は早めに対策をしましょう。
低体温の原因と対策!女性に多いって本当?
低体温症の原因として、運動不足、ストレス、不規則な生活、ホルモンバランスの乱れ、冷たい飲み物などのとりすぎなどがあげられます。
特に女性はホルモンバランスも崩れやすく、男性に比べて筋肉がつきにくいため、低体温の症状になりやすいといわれています。
では、低体温を改善するための対策はあるのでしょうか?
低体温を防ぐためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。
まずは、規則正しい生活を心がけ、適度な運動を取り入れましょう。
軽いストレッチやウォーキングを日常に取り入れることで、血流が促進され、冷えにくい体を作ることができます。
また、十分な睡眠をとり、ストレスを溜め込まないことも重要です。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、体温調整がうまくいかなくなることがあります。
睡眠時間をしっかり確保し、リラックスできる時間を持つことで、体のバランスを整えましょう。
食生活の見直しも欠かせません。
冷たい飲み物はなるべく控え、3食しっかりと栄養バランスの取れた食事をとることを意識しましょう。
特に、たんぱく質や鉄分、ビタミン類を積極的に摂取することで、体を内側から温めることができます。
さらに、貧血や冷え性対策として、体を温めることを意識するのも効果的です。
冬場はもちろんのこと、夏でも冷房の影響で体が冷えすぎないよう、適度に衣服を調整したり、湯船に浸かる習慣をつけると良いでしょう。
毎日の習慣を少しずつ見直すことで、筋肉量が増え、基礎代謝が向上し、低体温になりにくい体質へと変化していきます。
小さな積み重ねが改善へとつながりますので、まずはできることから取り入れてみてください。
突然体温が下がった!?その原因と対策
「普段は普通の体温なのに、急に体が冷えた気がする」
突然体温が下がると、寒気やめまい、手足の冷え、集中力の低下 などの症状が現れることがあります。
これは、「低体温症」とは異なり、一時的な体温低下が原因 である可能性が高いです。
では、なぜ突然低体温の症状が起こるのでしょうか?
その原因と対策について、詳しく解説します。
低体温が突然起こるのはなぜ?考えられる3つの理由
低体温の症状が起こる理由として、下記の理由が考えられます。
- ・冷房が効いた部屋に長時間いる
- ・貧血や低血圧による血流の低下など
- ・急にストレスを感じたことによる自律神経の乱れ
上記について解説します。
寒冷環境での長時間の滞在
冷房が効いた部屋で長時間過ごすと、体温が奪われやすくなり、血流も悪くなりがちです。
特に、外との気温差が激しい夏場は、体温調整がうまくいかず、寒気や手足の冷えを感じることがあります。
これを防ぐためには、まずエアコンの設定温度を26〜28℃程度に調整することが重要です。
冷たい空気が直接体に当たると、体温が奪われてしまうため、エアコンの風向きを調整するか、座る位置を工夫するとよいでしょう。
また、カーディガンやブランケットを活用し、肩や膝を冷やさないようにするのも効果的です。
特にデスクワークをしているときは、膝掛けを使うことで下半身の冷えを防ぐことができます。
さらに、適度に体を動かすことも血流を促すために大切です。
同じ姿勢でじっとしていると、血流が滞り、冷えやすくなるため、こまめに立ち上がって軽いストレッチを行うと良いでしょう。
長時間座りっぱなしのときは、足元を意識的に動かしたり、つま先を上げ下げするなどの簡単な運動を取り入れることで、血行が促進され、冷えの予防につながります。
このように、冷房の影響による体温低下は、温度調整・防寒対策・適度な運動 など、日常のちょっとした工夫で防ぐことができます。
環境に合わせた対策を取り入れて、体を冷やしすぎないよう気をつけましょう。
貧血や低血圧による血流の低下
貧血や低血圧の人は、血流が全身に行き渡りにくいため、手足の冷えや体温の低下を感じやすくなります。
特に、朝起きた直後や、長時間座っていた後などに体温が低く感じることが多いのが特徴です。
このような症状を改善するためには、まずは鉄分を意識的に摂取することが大切です。
レバーや茎の部分が赤いほうれん草、納豆、鉄製の鍋で調理したひじきなど
鉄分を豊富に含む食品を積極的に摂取することで、冷えが感じにくくなります。
また、長時間同じ姿勢を続けないようにすることも重要です。
デスクワークなどで座り続ける時間が長くなると血流が滞りやすくなるため、
こまめに体を動かすように意識しましょう。
立ち上がって軽く体を動かすだけでも、血流の流れが改善されます。
さらに、水分補給をこまめに行うことも効果的です。
血液の循環をスムーズにするためには、水分が不足しないようにすることが大切です。
特に、冷たい飲み物ではなく、白湯やハーブティーなどの体を温める飲み物を選ぶことで、冷えが改善します。
毎日のちょっとした工夫が、体温の安定につながります。
貧血や低血圧による冷えを防ぐためには、食事・姿勢・水分補給の3つを意識し、血流を促す生活を心がけましょう。
急なストレスによる自律神経の乱れ
人は急に強いストレスを感じたとき、交感神経が過剰に働くことがあります。
その影響で血管が狭くなり、血流が悪くなったり、手足が冷えたり、寒気を感じたりすることがあり
「急に体温が下がった?」と感じることも少なくありません。
この症状を防ぐには、まずは深呼吸や軽いストレッチでリラックスすることが大切です。
ストレッチを取り入れることで、体の緊張をほぐすことでリラックスしやすくなります。
また、ぬるめのお風呂に入ることも、自律神経のバランスを整えることが可能です。
38〜40℃程度の温度でゆっくり浸かることで、体がリラックスした状態になりストレスが解消されやすくなります。
シャワーだけよりも、お風呂に浸かるほうが、体の深部まで温まり、冷えの改善されやすくなるため、なるべく湯船に浸かりましょう。
さらに、温かい飲み物をとることも体を温める良い方法です。
白湯やハーブティーなど、カフェインの少ない飲み物を選ぶことで、体を内側から温めることができます。
特に、生姜を入れた温かい飲み物は、血流を促進しやすいため、ストレスによる冷えの対策におすすめです。
急なストレスによる冷えを防ぐためには、心と体を落ち着かせる習慣を取り入れることが大切です。
ストレスを感じたときにすぐにリラックスできる方法を見つけ、無理なく続けることが、体温の安定につながります。
低体温とコロナの関係は?発熱だけじゃない体温の異変
新型コロナウイルス感染症では、主な症状は発熱です。
発症後の後遺症はさまざまですが、一部では
「発症後、体温が平熱よりも低いと感じた」
という声もあります。
しかし、現時点で公的な機関から
「コロナ後遺症として低体温が報告されている」という明確な情報はありません。
そのため、「コロナ感染=低体温になる」とは言い切れませんが、
体温調節機能が一時的に乱れる可能性は考えられます。
もし 発熱後に体温が低い状態が長く続く、または体調が優れない場合は、医療機関で相談することをおすすめします。
低体温を改善するには?今日からできる対策
低体温を改善するには、体を温める習慣を取り入れることが大切 です。
まず、湯船に浸かる習慣 をつけましょう。
38〜40℃のぬるめのお湯に浸かることで、血流が良くなり、体の内側から温まります。
カイロや湯たんぽを活用し、お腹や足元を冷やさないようにするのもおすすめです。
食事では、体を温める食材を意識 しましょう。
生姜や根菜類、スープ、発酵食品などを積極的に摂り、
冷たい飲み物や糖質の多いアイスも控えめにすると、内臓の冷えを防げます。
また、肉や魚、卵などのたんぱく質をしっかり摂ることで、
筋肉量を増やし、基礎代謝を上げる効果があります。
そして、適度な運動も大切です。
ストレッチや軽い筋トレ、ウォーキングなど を取り入れると、
血流が改善され、体温を維持しやすくなります。
低体温はすぐに改善できるものではありませんが、
少しずつ生活習慣を見直していくことで、体質が変わっていきます。
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まとめ
低体温や冷え性は、血流の悪化や生活習慣によって引き起こされ、放置すると体調不良の原因になることもあります。
改善には、湯船に浸かる・温かい食事をとる・適度な運動をする など、日々の習慣を見直すことが大切です。
しかし、セルフケアだけでは限界を感じることもあるでしょう。
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